2020年7月31日放送

市長記者懇談会

7月の市長記者懇談会がきょう(31日・金曜日)本庁舎で開かれ、市の新型コロナウイルス感染症対策などについて発表がありました。本田市長は、おととい岩手県で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、「手洗いやマスクの着用といった基本に忠実な対策を改めて市民に周知しながら、一丸となって向き合っていきたい」と述べ、今後の情報発信や避難所運営のあり方についても、関係機関と相談しながら対応していくと説明しました。また、観光・宿泊施設については、現時点で休業や閉鎖といった対応はとらないものの、状況に応じて臨機応変に対応していくと述べました。このほか、市では13回目となる新型コロナウイルス感染症対策本部会議をきのう開き、県内の感染例に関する情報共有や感染予防対策などについて再度確認したということです。また、新型コロナウイルス感染症対策事業に伴う補正予算についても発表しました。きのう開かれた遠野市議会臨時会に提出した今年度の一般会計補正予算について、歳入歳出にそれぞれ3億9361万3000円を追加し、総額210億9550万4000円にする内容について原案の通り可決されました。このうち、新型コロナウイルス感染症の経済対策事業としておよそ1億9623万円、予防対策事業としておよそ1億9738万円となっています。本田市長は、「スピード感を持って対策に関わる事業を実行していきたい」と述べていました。《一旦スタジオへ》このほか、今年度の岩手県知事への統一要望などについても発表がありました。遠野市の市政課題を解決するための県知事への統一要望は、きょう、本庁舎で実施されるということです。今回、県に要望するのは、道路網等整備の充実や地域情報基盤の整備にかかる国の財政支援など14項目となっています。本田市長は、「しっかりと声を届け、県とタッグを組んで課題解決に取り組んでいきたい」と述べていました。また、先週木曜日からおとといまで、市内の高校生や青年層を対象に開かれた「市長と語ろう会」の開催結果についても発表がありました。少子化対策や産業振興、次世代の遠野のリーダーといった3つの分野で開かれた市長と語ろう会には36人が参加し、企業支援の拡大や遠野物語の継承など130件の意見・提言が寄せられたということです。このほか、「新編遠野市史現代編」の刊行についてや、宮守町のめがね橋が日本夜景遺産に認定されることについても発表がありました。

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