2020年7月23日放送

「新編遠野市史 現代編」刊行

遠野市のおよそ50年間の歩みをまとめた「新編遠野市史現代編」が刊行され、今週月曜日(20日)に記念式があえりあ遠野で行われました。遠野市では、合併前に刊行された遠野市史と宮守村史が40年以上経過し、新たな研究成果と解釈を加える必要が出てきたことから、5年前の平成27年度から遠野の歴史・文化などを総合的にまとめるため、市史編さんに取り組んできました。そして、このほど、遠野市の昭和40年代から平成の終わりまでのおよそ50年間の歩みをまとめた「新編遠野市史現代編」の刊行となりました。今週月曜日(20日)、あえりあ遠野では、遠野市史編さん委員会の委員をはじめ、市史編さんに協力した人などおよそ80人が集まり、記念式が行われました。記念式では、遠野市史編さん委員会の大橋進委員長や現代編の監修を務めた岩手大学教授の今野日出晴さんなど4人がそれぞれ登壇し、現代編の特徴や編さんに取り組んだ思い出などを発表しました。この後、遠野市史編さん委員会の委員たちから本田市長に刊行された「新編遠野市史現代編」が手渡されました。本田市長は、「膨大な資料の中から遠野の歴史が読みやすく、わかりやすく一冊の中に凝縮されました。今後は、資料編、通史編、民俗編の刊行が続きますので、委員のみなさんのお力添えをよろしくお願いします」とあいさつしていました。また、記念式の終わりには、上郷町出身の芥川賞作家、若竹千佐子さんから現代編のために寄せられたというエッセイも披露されました。なお、刊行された「新編遠野市史現代編」は、市立博物館や市内の書店などで購入できるということです。

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