2020年6月29日放送

遠野中学校でパラスポーツ 「ボッチャ」体験会

遠野中学校と花巻清風支援学校遠野分教室中学部の生徒たちが、先週金曜日(26日)パラスポーツのボッチャを体験しました。遠野市では、おととし5月の共生社会ホストタウン登録に続き、去年8月には先導的共生社会ホストタウンにも認定されるなど、誰もがともに安心して暮らせる共生社会に向けた取り組みを実践しています。そうした中、先週金曜日(26日)パラスポーツ支援の一環としてテレビ岩手からパラスポーツ体験キットのボッチャセットが遠野市に贈られました。受け取った本田市長は、「障がいのある方もない方も子どもからお年寄りまで市民がますます明るく元気で暮らせる町づくりを目指します」とお礼の言葉を述べていました。このあと、遠野中学校の3年生と花巻清風支援学校遠野分教室中学部の生徒たちを対象に、ボッチャの体験会が開かれました。体験会では、遠野中学校出身で順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の朝倉海さんが講師を務めました。ボッチャは、重度脳性麻痺者や四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目となっています。ルールは、ジャックボールと呼ばれる標的となる白い球にボールを投げその近さを競います。ほとんどの生徒たちはボッチャ初体験ということもあり、初めはボールの扱い方に苦戦するものの徐々に感覚を掴み楽しんでいた様子でした。また、この日は、共生社会・パラリンピックについてのリモート講義も行われ、生徒たちは当事者の視点に立った共生社会の考え方に理解を深めていました。なお、遠野市では、パラスポーツ体験キットのボッチャセットを学校や市民団体によるイベントなどで幅広く利用していくということです。

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