2020年6月23日放送

市長記者懇談会

市長記者懇談会がきょう(23日・火曜日)、本庁舎で開かれ、新型コロナウイルス感染対策に係る取り組み状況などについて発表されました。きょうの市長記者懇談会も出入口と窓を開け、また、座る間隔を十分に取りながら開かれました。新型コロナウイルス感染症対策に係る取り組みについて、国の第2次補正予算に伴うひとり親世帯臨時特別給付金や避難所での感染症予防対策、子育て世帯への生活支援など一般会計補正予算を7月上旬、市議会に提案することが発表されました。このほか市内における消費喚起に向け遠野すずらん振興協同組合が実施するプレミアム商品券の発行を市が応援することや市内宿泊施設の利用者を対象に1人1泊あたり2000円の割引クーポン券が来月1日から利用が始まることなどの発表もありました。本田市長は「新型コロナウイルス後の出口戦略をしっかりと打ち立てていきたい」と話していました。ほかに、新型コロナウイルス感染症のまん延に備え、かかりつけ医の紹介でPCR検査を行う花巻・遠野地域外来・検査センターが来月・7月下旬に花巻市内で開設予定であることや市内の特別定額給付金の受付件数がおよそ97%、給付件数が96.7%ほどであることも発表されました。続いて遠野ふるさと公社の経営改革について、きのう開かれたふるさと公社の臨時総会と理事会において役員改選が行われ、理事長に遠野市理事の大里政純さんに決まったことが発表されました。また、全国モデル道の駅「遠野風の丘」の改修工事がきのうから来年2月19日までの期間で、この間は仮店舗による営業が行われることも発表されました。本田市長は「遠野風の丘の新たな魅力づくりが遠野の観光振興、交流人口の拡大などさまざまな経済の再生に大きな役目を果たすのでは。関係者一丸となって頑張っていきたい」と話していました。スタジオへきょうの記者懇談会では、ほかに今後予定されている市長と語ろう会や東日本大震災から10年に向けての対応などについても発表がありました。来年度から始まる第2次遠野市総合計画後期基本計画について。この後期基本計画の目指すべき方向をテーマに来月1日の午後3時からあえりあ遠野で講演会を開くほか今後5年間を含めた将来的展望を計画に反映させようと来月21日から市長と語ろう会を開くとしています。続いて、東日本大震災から10年を迎えることに向けての対応について。来年3月で震災から10年となることを受け、岩手大学名誉教授の齋藤徳美さんを座長にあす、東日本大震災10年後方支援伝承懇談会を設置し、今後の後方支援資料館の在り方や防災の集いの企画などについて検討していくということです。このほか、きょうの記者懇談会の発表で、小さな拠点による地域づくりについては、鱒沢地区センターの建設で計画の熟度を高めるため仮称・地域拠点施設の将来のあり方検討委員会を設置しことし10月までに構想をまとめることなど。先導的共生社会ホストタウンとしての取組については、今週26日に公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会から遠野市にパラスポーツ体験キットが贈られることなど。児童生徒1人1台のコンピュータ整備などを行う遠野市GIGAスクール環境整備事業については、来年3月からの使用開始を目指していることなどがそれぞれ発表されました。今後の主要行事については、遠野物語発刊110周年記念事業・遠野市立博物館特別展が来月17日から開催されることや来月11日に遠野市中学校総合体育大会が開かれ、6つの競技が行われることが発表されました。

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