2020年6月16日放送

遠野市緑化祭「里山フェスタ2020」

「子どもが描く未来を地域の手でつくる」。今年度の遠野市緑化祭が、先週土曜日(13日)宮守町の銀河の森総合運動公園で開催されました。毎年度、市内の子どもたちの手で植樹を行っている遠野市緑化祭ですが、今年度は、新型コロナウイルスの感染予防対策を目的に、子どもたちの参加はなく、規模を縮小し、消毒液を設置するなどの予防対策がとられる中での開催となりました。テーマは「子どもが描く未来を地域の手でつくる自然と地域が共生する未来につなぐ森林づくり」です。これは、ことし2月に開催された宮守町地域づくり推進大会で、宮守小学校の児童から銀河の森総合運動公園の活用案についての発表があったことから、大人の手で、子どもたちが思い描く未来の具現化に向けて環境整備をしようと設定されました。この日は、遠野市や岩手南部森林管理署遠野支署、宮守地域づくり連絡協議会などからおよそ80人が参加し、サクラ100本と、コナラやナナカマドなどの広葉樹200本を植えました。気温が上昇し、厳しい暑さの中、集まった人たちは、地域の人たちが安心して集い活用できる公園を目指して、また、鳥獣との共生の場の再生のため、心を込めながら作業に汗を流していました。参加した人たちは、植えたソメイヨシノがきれいに花を咲かせ、地域の憩いの場となるように、未来に期待しながら、新型コロナウイルスの一日も早い終息を願っていました。

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