2020年6月15日放送

6月遠野市議会定例会一般質問始まる

6月の遠野市議会定例会の一般質問がきょうから始まり、4人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には、佐々木敦緒議員、小松正真議員、小林立栄議員、菊池美也議員の4人が登壇し、シカの捕獲強化対策や新型コロナウイルス対策などについて市の考えを正しました。このうち、災害時の感染症対策について、マスクや手指消毒薬は市内90行政区ごとの指定緊急避難場所、各町の指定避難所11カ所、福祉避難所に今月中に配備するということです。避難所を運営する職員などの感染防止対策として、フェイスシールド、感染防護服、体温計を配備するほか、これらの物品を使って感染防止対策を意識した訓練を年内に実施する予定となっています。このほか、新型コロナウイルス感染症について本田市長は、「子育て世帯の支援としてわらすっこ応援券の拡充などの仕組みを検討していきたい」と答弁しました。また、小中学校の対応について菊池教育長は、市内で感染者が確認された場合や児童生徒、教職員が感染者となった場合はすべての小中学校を臨時休業とし、児童・生徒、教職員が濃厚接触者と特定された場合は、原則として当該校の属する中学校区の小中学校を臨時休業とするということです。また、菊池教育長は、「期間は2週間と規定しているが、児童生徒の安全が担保される場合は規定の期間によらずに学校を再開するべき」と答弁しました。このほか、GIGAスクール構想の取り組みについて菊池教育長は、1人1台端末の使用が実現することで児童生徒の学びを個別最適化することが可能と述べました。また、市のホームページに掲載した「自宅でできる学習や運動」のコンテンツにことし3月だけで1000件以上のアクセスがあったことから、「インターネットを利用した学習のニーズは少なくない。利用できる環境が整えば、遠野市の学力向上施策に資する」と考えを述べました。このほか、遠野ふるさと公社の現状や新法人の立ち上げについての質問に本田市長は、「新型コロナウイルス終息後を見据えた経営強化に取り組んでいきたい」など答弁しました。なお、6月の遠野市議会定例会はあすも一般質問が行われ、4人の議員が質問に立つ予定となっています。

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