2020年6月10日放送

フキ採り体験

遠野西中学校の3年生が、おととい(8日・月曜日)伝統行事の蕗採りに汗を流しました。この蕗採り体験は、総合的な学習の時間を使い郷土の豊かさと自然の恵みに感謝しながら働くことの大切さを感じてもらおうと毎年行われています。また、収穫した蕗は市内の業者に買い取ってもらい、その一部は東日本大震災の復興支援として沿岸地域に届けられています。おととい(8日)は、3年生34人が学校近くにあるおよそ6ヘクタールの敷地で、宮守川上流生産組合の佐々木正光さんに指導してもらいながら蕗採り体験に挑戦しました。生徒たちは、佐々木さんから蕗の刈り取り方法を教えてもらうと、腰まで伸びた草をかき分けながら黙々と作業に取り組んでいました。また、ある程度の刈り取りが終わると、蕗の葉を切り落とす係と計量して束ねる係に分かれ限られた時間で効率よく作業を進めていました。蕗採り体験を指導する佐々木さんによりますと、5月の冷え込みと雨が少なかった影響もあり例年に比べ蕗の伸びがもうひとつということでしたが、生徒たちは緑色に透き通る30センチメートルから35センチメートルほどに伸びた見事な蕗を次々と束にまとめていました。なお、おととい(8日)は午前中の作業で去年を上回るおよそ170キログラムの蕗が収穫できたということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.