2020年6月5日放送

土砂災害危険箇所点検パトロール

毎年6月は岩手県が定める「土砂災害防止月間」です。それに合わせきょう(5日・金曜日)土砂災害危険箇所パトロールが行われました。このパトロールは、梅雨入りや台風の時期を迎える前に、県の遠野土木センターや遠野市の建設課・消防などが合同で市内の土砂災害危険箇所の状況を確認しようと毎年行っています。きょうは、関係者11人が集まり土砂災害危険箇所として県が指定する急傾斜地や、大雨時に土石流の発生が予想される市内の河川合わせて5カ所を点検して回りました。関係者たちは、それぞれの場所で危険箇所として指定される現状の説明を県から聞いたあと、斜面にひび割れや落石の形跡がないかなど念入りに周辺を調査していました。遠野土木センターによりますと、近年、ゲリラ豪雨など急激な大雨が降ることで普段は危険視されていない山の斜面などでも、土砂崩れが発生するケースもあるということです。そうしたことから、事前に大雨予想が発生した場合は、不用意に山の斜面などに近寄らず命の安全を最優先に考える行動を呼びかけています。なお、きょう(5日)の点検の結果、土砂崩れなどの応急処置が必要な現場は発見されていませんが、引き続き、被害を防止・軽減する土砂災害警戒区域の指定を進めるということです。

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