2020年6月4日放送

土淵小児童安倍舘遺跡を学ぶ

土淵小学校の児童がきょう(4日・木曜日)学校近くにある安倍舘遺跡を訪れ、『遠野物語』に関係する歴史を学んでいました。土淵小学校の6年生は、総合的な学習の時間で『遠野物語』について学ぶ授業を行っています。そうした中、『遠野物語』発刊110周年を迎えることしは、児童たちにより『遠野物語』について興味を持ち学びを深めてもらおうと特別な授業が行われています。きょう(4日)は、遠野市文化課の職員を特別講師に迎え、「『遠野物語』と安倍氏」というテーマの特別授業が行われました。この中で、『遠野物語』第68話に記される安倍氏という家が、およそ1000年前の平安時代中期に一大勢力をほこった「安倍貞任」の子孫だと記されていることが児童たちに説明されました。また、安倍舘遺跡では当時、栄えていたであろうと推測される屋敷周りの堀や家の跡、有力者がいた証拠となる1000年以上前の刀身や止め金具などが発掘されていることも伝えられていました。職員の説明を聞いた児童たちは、当時の貴重な土器のかけらなどを目の当たりにし身近にある『遠野物語』を通じた歴史に目を輝かせていました。なお、土淵小学校の6年生は、これまでの『遠野物語』の学びをまとめ、来週12日(金曜日)に学校で開かれる「遠野物語の日集会」で発表するということです。

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