2020年6月1日放送

JAいわて花巻 新しい代表理事組合長 決まる

JAいわて花巻の通常総代会と理事会が先週金曜日(29日)花巻市内で開かれ、今年度の事業計画など9議案が承認されたほか、新しい代表理事組合長が決まりました。この日の通常総代会は、新型コロナウイルス感染拡大防止として書面議決の提出を事前に行い、出席者を減らした中で開かれました。通常総代会では、令和元年度の事業報告や令和2年度の事業計画の設定などが審議され、すべて原案通り承認されました。昨年度は、第4次中期経営計画の初年度として「販売品販売高250億円への挑戦」と「10年先を見据えた活動拠点の再構築JA経営基盤の強化」を最大のテーマとして掲げ、ピーマンやアスパラガスといった高収益野菜の作付拡大や施設再編を柱とする米保管倉庫の集約などを進めたことが報告されています。事業総利益はおよそ60億1000万円、経営利益がおよそ6億4400万円、施設再編などに伴う減損損失がおよそ11億9300万円となりましたが、施設整備積立金などを充当し次期繰越剰余金はおよそ1億300万円となっています。今年度の事業計画については、引き続きピーマンやアスパラガスなどの高収益野菜の生産拡大や昨年度から花巻地域で開設した農業の担い手と労働力不足を補う、無料職業紹介所「アグリワーク」業務を管内全域に広げ、労働力の確保などに取り組むことになります。また、ことし3月から上郷支店・宮守支店を集約し再編した遠野支店でも、農家が気軽に利用できる支店を目指し、女性部や青年部など各部会組織との連携を「出向く活動」を通し強化していくということです。この日は、役員の任期満了に伴う役員改選も行われ、新たに理事が27人監事が6人選任され理事会で決まりました。そして、代表理事組合長には、これまでJAいわて花巻の代表理事専務を務めた花巻宮野目地区の伊藤清孝さん。遠野・上郷・宮守地区の理事には小松大成さん中川孝己さん川野政光さん西和賀・遠野地域女性枠として井手八重子さんの4人が選任されています。なお、新たに選任された4人の任期は令和5年までの3年間となっています。

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