2020年6月1日放送

市長記者懇談会

市長記者懇談会がきょう(1日・月曜日)とぴあ庁舎で開かれ、新型コロナウイルス感染症対策に関する取り組みの概要などについて発表されました。本田市長は、新型コロナウイルス感染症対策に関する市の基本方針を5月27日から当面の間を期間として「外出の際の感染予防の徹底」「新しい生活様式の周知および実践」「イベント・集会等における感染防止対策の徹底」「施設等における感染防止対策の徹底」と定め、対応を進めていると述べました。特別定額給付金の申請受付状況については、先月27日現在で9803件・およそ91%の申請があったということで、本田市長は「職員が一丸となって取り組み、まずまずの事務進行はできたのではないか」と話していました。また、ことし2月から4月の市内観光施設の入り込み状況は、前年の同じ時期と比べおよそ33%の減、宿泊施設では、前年の同じ時期と比べ30%ほどの減。ことし2月12日から5月24日までのキャンセルによる影響額は、およそ5791万円ということです。本田市長は「影響は本当に大きい。一丸となって出口戦略をしっかり組み立てていきたい」と話していました。市では、感染予防対策と経済対策の2本柱で、国・県の事業と連携しつつ、市民ニーズに即した独自施策も展開していて、新型コロナウイルス対策事業費は、ことし4月の市議会臨時会で可決された一般会計補正予算第1号と、6月市議会に提出する第2号補正予算をあわせて、およそ28億4353万円を措置するとしています。6月の市議会定例会に提出する一般会計補正予算案のうち、新型コロナウイルス感染症対策に係る事業費は、8915万円となっています。新型コロナウイルス感染症対策事業費の主な内訳は、7月から12月分の家賃を補助する「中小企業事業継続家賃補助金」に2000万円。交通弱者の高齢者および重度障がい者を対象に、生活物資を自宅まで配達供給し生活不安を軽減する「高齢者等生活物資供給支援」に1485万円。市民会館などを利用する人の体温を測定する「体温測定専用サーモグラフィカメラ購入」に1836万3000円などとなっています。これらを含めた一般会計補正予算第2号案は、歳入歳出にそれぞれ6億9751万9000円を追加し、予算総額は、207億189万1000円と発表しました。この補正予算には、GIGAスクール構想に係る環境整備事業費に1億4866万3000円、遠野ふるさと公社経営改革・道の駅魅力アップに係る事業費に8700万円なども計上されています。このほか、きょうの記者懇談会では、遠野物語発刊110周年記念事業などについても発表がありました。ことしは、遠野物語が発刊されてから110周年の記念の年です。遠野文化研究センターでは、遠野物語発刊110周年事業として、遠野市教育文化振興財団・遠野テレビと連携し、市内各地域の遠野物語の舞台となった場所を、クイズを交えながら親しみやすく紹介する短編講座映像「クイズ遠野ふしぎ再発見」を制作して、遠野物語の知られざる魅力を広く発信すると発表しました。1回目は、6月14日「遠野物語の日」を記念し、遠野物語の舞台となった土淵町山口集落をテーマに公開する予定です。1回目の放送予定は、6月13日・土曜日と、14日・日曜日、午前10時、午後3時、午後7時30分からとなっています。きょうの記者懇談会では、菊池教育長から、ことし4月に青笹小学校が「令和2年度子供の読書活動優秀実践校」の文部科学大臣表彰を受賞したことと、ことし3月に宮守小学校が「令和元年度特に優良な少年消防クラブ」総務大臣賞を受賞したことも報告されました。また、本田市長は、東日本大震災で遠野市を拠点に沿岸被災地の後方支援活動をして応援してくれた兵庫県宝塚市の市長から、防護服を手配できないかと相談があり、防護服の代わりとなるレインコート500着を送ったことも報告していました。市長記者懇談会の模様は、あす・2日から3日間、午後8時から、遠野テレビ10chで放送する予定です。

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