2020年5月12日放送

土淵小学校の児童が植樹体験

土淵小学校の4年生の児童たちが、きょう(12日・火曜日)土淵町の琴畑水源で植樹を体験しました。きょう、児童たちが訪れたのは、地元・土淵町の「琴畑水源遊々の森」です。この場所は、6年前の平成26年に、遠野市の水道の水源地域である琴畑川上流部の牧野跡の国有林およそ95haを、岩手南部森林管理署遠野支署・遠野市・遠野エコネットの3者が協定を締結し、市民参加の森林づくりのフィールドとして設定されました。協定の締結以来、遠野エコネットを中心に、市内の小学生による植樹活動が行われてきました。今年度は、地元・土淵小学校の4年生16人が植樹に挑戦です。児童たちは、はじめに、自分たちが飲んでいる水は、今いる場所のすぐ近くを流れている琴畑川からきていることや、きれいな水を育むための森林の大切さなどについて学びました。続いて、児童たちはペアになり、苗を植えるための穴を掘りました。土が固く、根がたくさんあるため、根を引き抜いてしりもちをついたり、職員たちの力を借りたりしながら一生懸命穴を掘っていました。穴を掘り終えると、ミズナラの苗を植え、優しく土をかけてあげたあと、周りの土を踏み固めていました。続いて、シカの食害防止のためのチューブを作り、自分たちの手で植えたミズナラを傷つけないように気をつけながら設置したあと、記念に自分の名前などを記していました。最後に、児童たちは、琴畑川からバケツで水を汲み、ミズナラの周りにかけながら、立派に大きく育ってくれるのを心待ちにしていました。

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