2020年4月24日放送

市議会臨時会一般会計補正予算 決まる

遠野市議会の臨時会がきょう(24日・金曜日)開かれ、新型コロナウイルス感染症の対策に伴う今年度の遠野市一般会計補正予算などについての議案が採決されました。きょうは、午前11時30分から市議会臨時会が開かれ、初めに本田市長が「市民の安全安心を最優先に感染拡大防止の徹底をしながら、経済対策についても関係機関・団体と連携しながらスピード感を持って対応していきたい」と述べました。続いて、新型コロナウイルス感染症の対策に伴う、今年度の一般会計補正予算など6つの議案が提案されました。その後、予算等審査特別委員会が開かれ、6つの議案について審査されたあと、再び本会議が開かれすべて原案のとおり可決されました。このうち、昨年度・令和元年度の一般会計補正予算については、先月20日の強風被害に伴う小友小学校屋内運動場の屋根の改修経費として1276万円を追加したものの、未執行の災害復旧費などが減額されたことから先月30日に歳入歳出からそれぞれ2745万6000円を減額し、総額を197億451万3000円として専決処分を行ったということです。また、今年度の一般会計補正予算については、歳入歳出にそれぞれ27億5437万2000円を追加し、総額200億437万2000円とするということです。これは、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策、市独自の経済対策、感染症予防対策に係る事業費の補正となっています。このうち、市民1人あたりに10万円を支給する特別定額給付金事業費としておよそ26億6887万円。児童手当受給者へ児童1人あたり1万円を1回かぎり支給する子育て世帯への臨時特別給付金支給事業費としておよそ2828万円。新型コロナウイルス感染症経済対策事業費のうち、雇用調整助成金追加助成として300万円。農林畜産業の生産者が感染した場合の事業継続のための補助として600万円。新型コロナウイルス感染症予防対策事業費のうち、市内小中学校に配布するマスクや消毒液などの感染症予防物品購入としておよそ1657万円となっています。このほか、令和2年度遠野市国民健康保険特別会計補正予算について、国民健康保険の被保険者のうち被用者が新型コロナウイルスに感染した場合や感染が疑われた場合の傷病手当を支給できるようにするための予算として、歳入歳出にそれぞれ200万円を追加し総額を31億4615万5000円とするということです。

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