2020年4月10日放送

遠野地区山火事防止パレード

山火事防止パレードがきょう(10日・金曜日)市内で実施されました。この取り組みは、山火事が発生しやすい3月から5月までに設けられている岩手県山火事防止運動月間に合わせて、山火事防止の徹底を広く市民に呼びかけようと、遠野地区山火事防止対策推進協議会が実施しました。パレードには、遠野市や遠野市消防本部、岩手南部森林管理署遠野支署など8つの機関・団体からおよそ25人が参加しました。出発式では、遠野地区山火事防止対策推進協議会会長を務める遠野農林振興センターの田口信一所長があいさつし、去年発生した林野火災について触れました。去年、県内では林野火災が59件発生し、9.19ヘクタールもの被害が出たということです。このうち、遠野市内では2件で、2件とも4月中に発生したということです。田口所長は、大切な森林を守っていくためパレードに協力してくれる参加者に感謝を伝え、「交通安全には注意して実施していただきたい」とお願いしていました。参加者は、各自消防車両や広報車に乗り込み出発したあと、2班に分かれて市内の山沿いの住宅地などをパレードしたということです。なお、市消防本部によりますと、ことしに入ってから市内で林野火災は発生していないということです。消防では、このまま山火事を出さないために、風が強い時・乾燥している時に火入れ、野焼きを行わないことや、火入れなどの際は完全に消火されるまでその場を離れないことなど、火の取り扱いに注意することが大切と呼びかけています。火入れを行う際などの問い合わせについては、遠野消防署までお願いします。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.