2020年3月24日放送

遠野市防災会議

遠野市防災会議が、先週、水曜日(18日)本庁舎で開かれ、遠野市国土強靱化地域計画案について協議されました。この会議は、防災や災害発生時の対策の基本となる遠野市国土強靱化地域計画案について協議しようと開かれました。この日(18日)は、市や警察・消防など会議を構成する委員35人が出席する中、市の担当職員が策定の経緯や趣旨などを説明しました。それによりますとこの計画案は、東日本大震災や台風19号接近に伴う被害など大規模自然災害の発生を事前に予測しながら、対策の不足点や今後取り組まなければならない施策をまとめ策定するものです。遠野市では、計画の策定に向けて去年12月に遠野市国土強靱化推進本部の立ち上げと、策定チームを結成し検討を重ねてきたといいます。この計画案には、人命の保護や地域の機能維持などの4つの基本目標のほか、救助・救急、医療活動等が迅速に行われることや、必要不可欠な行政機能を維持するなど、事前にそなえるべき7つの目標が示されています。また、事前にそなえるべき7つの目標ごとに、死傷者の発生や生命に関わる物資供給の長期停止など23項目にわたる「起きてはならない最悪の事態」を想定した対応方策も掲げられています。なお、遠野市では、国土強靱化地域計画案について、きのう(23日・月曜日)開かれた遠野市総合計画審議会での意見を踏まえた上で、今年度中に策定するということです。

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