2020年3月23日放送

遠野郵便局の風景印52年ぶりに変わる

遠野郵便局の風景印が、およそ半世紀ぶりに新しいデザインとなりました。風景印は、各郵便局の所在地の風景や名所などが描かれている特別な消印で、全国およそ2万4600の郵便局で、それぞれの風景印を押してもらうことができます。結婚式の招待状や転勤のあいさつなど、特別な手紙に使う人が多いということです。遠野郵便局の風景印は、昭和42年から福泉寺の白衣観音像と早池峰山がデザインされたものでしたが、今月2日から、52年ぶりにデザインが新しくなりました。新しくなった遠野郵便局の風景印は、カッパが、めがね橋と遠野の風情を包み込んでいる、かわいらしいデザインです。このデザインは、遠野の高校生のアイデアが元となっています。遠野郵便局では、新しい風景印を作るにあたって、未来を担う子どもたちからアイデアを募集しようと、去年10月、遠野らしいカッパをモチーフにしたデザインを市内全ての中学校・高校の生徒に依頼したということです。その結果、45点の応募があり、遠野高校2年の兼平里彩さんのデザインが最優秀賞に選ばれました。この風景印は、遠野郵便局の窓口で手紙やはがきを出す際に押印を希望するか、63円以上の切手を貼った台紙などに押してもらえるということです。高校生の地元を愛する気持ちが込められた遠野郵便局の風景印、ぜひ、特別な手紙などに遠野の風情をのせて、全国に届けてみてはいかがでしょうか。

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