2020年3月3日放送

小友町裸参り

小友町の伝統行事、小友町裸参りが先週土曜日(2月29日)に行われ、参加者が家内安全や無病息災などを願って町内を練り歩きました。小友町裸参りは、およそ360年前から小友町に受け継がれている伝統行事で、毎年、年男などが県内外から参加し、厄払いや五穀豊穣・合格祈願・世界平和などの願かけを行います。ことしは、県内からの参加を募りおよそ30人が集まる中、初めに、小友地区センターで神事が執り行われました。神事では、地元・小友町の外山神楽による奉納や参加者の代表4人が祭壇に玉串を捧げ行事が無事に終わるよう祈願しました。このあと、腰にしめ縄、頭には鉢巻、わらじ履きに、下帯姿の参加者たちが列を作りました。そして、塩をまきながら道を清め大鈴を鳴らして歩く年男を先頭に、巖龍神社から大般若供養塔までの区間を3往復しました。沿道には多くの人が集まり、その姿を温かく見守っていました。この日は、無料休憩スペースも設けられ、温かい甘酒が振る舞われました。行事に合わせて、「居酒屋おっともちゃん」や小友町第2区の交流の場「おんで屋」でも温かいおもてなしが行われていました。ことしは暖冬というものの、参加者は寒さをこらえながら願をかけ、無事、3往復したあとには、頬や鼻を真っ赤にしながらも達成感に満ちあふれた表情を浮かべていました

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