2020年2月26日放送

重文千葉家の活用を考える会千葉家の石臼で豆腐作

重文千葉家の活用を考える会のメンバーがおととい(24日・月曜日)、現在、保存修理工事が行われている千葉家住宅の倉庫に眠っていた石臼を使って豆腐作りを体験しました。重文千葉家の活用を考える会では、令和7年度の重要文化財千葉家住宅グランドオープンに向けて、千葉家住宅の道具を活用したイベントや商品開発など準備を進めています。その中、おとといの月曜日、メンバー12人が綾織地区センターに集まり、食を通じた千葉家の文化を発信するきっかけにしようと、千葉家住宅に眠っていた石臼を使って豆腐作りに挑戦しました。豆腐作りでは、初めに前日に水を浸して柔らかくした大豆を石臼ですりつぶしてから大鍋で煮た後、絞り器でこして豆乳とおからに分けます。次に分けた豆乳を75度から80度までの範囲まで温め、にがりを加えてゆっくりと混ぜていきます。そして、プリン状になった豆乳をさらしが引かれた木箱に流し入れ、重石をして30分から40分ほど待った後、さらしごと、水の中に入れたら豆腐の完成です。千葉家住宅の倉庫に眠っていた石臼での豆腐作り。この日は途中で千葉家の石臼が使えなくなり、代わりの石臼やミキサーを使っての豆腐作りとなりました。それでもメンバーたちは、早速、出来上がったばかりの豆腐を試食しながら、かつての千葉家住宅で引き継がれてきた食文化への思いを噛みしめていました。なお、重文千葉家の活用を考える会では、今後、多くの人たちが参加できる千葉家の道具を使ったイベントなどを開催し、千葉家に伝わってきた文化を広く発信していきたいとしています。

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