2020年2月26日放送

緑峰高校のホップ和紙の取り組み「地域発!いいもの」に選定

緑峰高校生産技術科草花研究班の取り組みが、厚生労働省の令和元年度「地域発!いいもの」に岩手県で唯一選定され、きのう(25日・火曜日)選定証が贈られました。厚生労働省では4年前の平成28年度から、「技能振興」や「技能者育成」などに役立つ特色ある取り組みをした全国の学校や団体・企業を「地域発!いいもの」として選定しています。今年度、緑峰高校が選定された取り組みは、生産技術科草花研究班の「摘花された花たちの再利用〜天然色素から生まれるホップ和紙の新たな挑戦〜」です。この取り組みは、ホップの蔓の廃材を利用した和紙づくり「ホップ和紙」を染色するため、廃棄予定の草花から天然色素を抽出し活用したことで、廃棄する草花の有効利用に繋げたものです。そして、現在、ホップ和紙は、学校の名刺や遠野郷八幡宮の御朱印など商品化も進んでいることが評価されました。きのうは、岩手県職業能力開発協会の職員が緑峰高校を訪れ生産技術科草花研究班の生徒3人に選定証と盾を贈りました。選定証を受け取った生徒は、「これまで先輩たちから引き継がれてきたこの研究を、自分たちの代で更に良いものにし地域にも貢献していきたい」と喜びを伝えていました。なお、今年度の「地域発!いいもの」には、緑峰高校を含めて全国で8つの企業・団体などが選定されています。

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