2020年2月21日放送

遠野町家のひなまつり始まる

永遠の日本のふるさと「遠野ふゆまつり」のフィナーレを飾る一大イベント「遠野町家のひなまつり」が、きょう(21日・金曜日)から始まりました。市役所本庁舎で開かれた町家のひなまつりオープングセレモニーは、遠野愛琴同趣会による早春を感じさせる大正琴の演奏で華やかに幕を開けました。セレモニーで、遠野商工会女性部の前川敬子部長が「遠野のまちを元気にしようと、町家のおかみさんたちが始めた遠野町家のひなまつり。遠野のまちはよく知っているという方々も、新しい遠野を発見していただければ」とあいさつしました。会場には、遠野保育園の3・4歳児も応援にかけつける中、いよいよ、遠野保育園の5歳児たちが扮したかわいいお内裏様やおひな様たちの入場です。遠野愛琴同趣会の柔らかな音色に合わせた園児たちのかわいらしい歌に、会場からは盛大な拍手が送られていました。きょうから始まった町家のひなまつりは、遠野駅前商店街の53店舗が参加しています。このうち、一日市通りのホテル鍋城では、江戸時代後期の古今雛や、昭和初期のひな人形、また、全国各地から少しずつ集めたというおひなさまコレクションが展示されています。古今雛は、男雛が右側、女雛が左側で、優雅な衣装に高貴な顔立ちが特徴となっています。また、こちらの一押しは、焼き物でできている赤ちゃん雛。お花の上で笑顔を見せている愛嬌のあるとてもかわいらしい作品です。遠野町家のひなまつりは、3月3日(火曜日)まで開催されます。期間中は、ことし初めての開催となる日本酒女子会や、御朱印めぐり、まちなかで昔ばなしなど、さまざまなイベントも予定されています。店ごとにひな人形を見比べたり、食事やイベントを楽しみに、町家を巡り歩いたりしてみてはいかがでしょうか。

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