2020年2月19日放送

共生社会フォーラムinとおの

楽しみながら共生社会の実現を考える「共生社会フォーラムinとおの」が、今週日曜日、市役所本庁舎などで開催されました。遠野市は、東京2020オリンピック・パラリンピックの、先導的共生社会ホストタウンに認定されていますが、この日のフォーラムでは、遠野市がホストタウンとして行ってきた取組の紹介や市内小中高生による事例発表も行われました。この中で遠野北小学校では、去年10月に総合的な学習で共生社会を知ろうと、バリアフリーマップを作成して感じた身近に潜むバリアについて実演を交えて説明しました。また特別講演には、ブラインドサッカーナショナルトレセンの増田周平さんを招き、東京2020パラリンピックを契機にした共生社会の実現について講話しました。増田さんは、自身が高校2年生の時に目の病気が進行し、視野の95%を失いましたが大学在学中にブラインドサッカーと出会い、現在は、日本選手権やクラブ選手権で優勝経験を持つアヴァンツァーレつくばに所属しています。講話の中で増田さんは「視覚障がい者になったからこそ、パラスポーツに出会うことが出来たし、体験してみてその楽しさから前向きになれた」。「パラスポーツをもっと多くの知ってもらい、どの競技でも良いので、応援してもらいたい」と話し、パラリンピック開催に向けて機運を高めました。この後本庁舎3階大会議室では、ブラインドサッカーの体験会が開かれ、子どもから大人まで幅広い年齢層の人たちが集まりました。アイマスクを着用し、視界が塞がった状態で歩いたり、ボール蹴ったりと体験をした参加者からは「ゲーム感覚だったので楽しかったが、目が見えないことの恐怖も感じた」などの感想が出ていました。この他に、白杖を使った歩行体験やパラスポーツのボッチャ体験なども行われたということです。

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