2020年2月10日放送

学校保健会研究大会

遠野市学校保健会の研究大会が先週土曜日(8日)あえりあ遠野で開催されました。この大会は、人間性豊かで心身ともにたくましい幼児・児童・生徒の育成を目指して学校や地域保健のさまざまな問題について研究協議を行い充実・発展させようと遠野市学校保健会などが毎年開催しています。この日は、幼稚園から中学校までの教職員やPTAなどおよそ160人が参加しました。初めに、NPO法人子どもとメディア代表理事の清川輝基さんが「子どもが危ない!〜スマホ社会の落とし穴〜」をテーマに講演しました。清川さんは、遠野市の小学5年生の平均歩数について、休日は6千歩、平日は1万歩と、休日の方が歩数が少ないことに触れ、幼児期から身体を支える足を作っておくことの大切さを伝えていました。そして、身体を作る上で大切な時期にある子どもたちが、スマートフォンやゲームなどを見る時間が増加していることへ警鐘を鳴らしていました。続いて、清川さんをコーディネータに、市内のPTAや教諭によるパネルディスカッションが行われました。この中で、子どもとメディアの付き合い方について、それぞれの現状や取り組みについて意見を交わしていました。講演・パネルディスカッションを通して、集まった人たちからは、「スマホをやめさせるということばかりでなく、親子の活動時間の大切さについても学べた」「子どもとともにメディアとの適切な付き合い方について学ぶ機会がほしい」「ICTやAIといった技術が進化している中で、双方からの意見を聞く機会もあれば」などの感想があがっていました。主催した遠野市学校保健会などは、学校・家庭・地域社会・関係機関と連携し、県の指導とともに、計画的・組織的・継続的な活動を推進していくということです。

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