2020年2月5日放送

土淵町民新年交賀会

土淵町民新年交賀会が、今週日曜日(2日)に土淵地区センターで開かれました。土淵町地域づくり連絡協議会では、町民の活躍を顕彰し町民同士が情報交換を行うことでより一層土淵町の発展を図ろうと、毎年この時期に、町民が一堂に集う機会を設けています。およそ150人が集まる中、初めに、教育文化やスポーツなどの分野で活躍した子どもたちに対する表彰が行われました。ことしは、土淵小学校の児童11人が表彰され、去年、陸上競技で全国大会6位の5年・佐々木悠希さんと空手道で東北大会3位の1年・菊池柚奈さんがそれぞれ特別スポーツ栄光賞を受賞しました。子どもたちの輝かしい活躍に、集まった人たちは温かい拍手を送っていました。また、町民スポーツ大会の総合順位が発表され、優勝した第8区と準優勝の第6区に表彰状などが贈られました。次に、活動事例発表では、土淵小学校の4・5・6年生が、ふるさと学習として学年ごとにテーマを設け学んできたことを、それぞれ発表しました。このうち、6年生の児童たちは、遠野物語について学習し、調べてきたことをクイズにしたり絵で表現したりしながら発表しました。続いて、講演会では、文化研究センターの前川さおりさんが、遠野物語発刊110周年について話しました。前川さんは、「世界化が進み、地域で守り伝えられてきた文化が失われていこうとしている」とした上で、ことし迎える110周年をきっかけに、遠野物語が広く発信されてほしいと話していました。なお、遠野物語発刊110周年記念事業には、ドイツ・シュタイナウ市友好記念として企画展やシンポジウムなどが予定されています。土淵町地域づくり連絡協議会では、「一人ひとりの熱意と活力で持続可能なまちづくり」を目標に掲げており、ことしは、町民が遠野物語により親しんでいけるような働きかけもしていきたいとしています。

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