2020年2月3日放送

市長と語ろう会

令和元年度の市長と語ろう会が先月26日(日曜日)から始まっています。おととい(1日・土曜日)開かれた様子が届いていますのでお伝えします。今年度の市長と語ろう会は、「小さな拠点による地域づくり」をテーマに、「遠野スタイルによるまちづくり」の推進を目的として、今月12日(水曜日)まで市内11地区の地区センターなどを会場に開催されています。綾織地区センターには、33人が集まりました。懇談では参加者から、「小さな拠点による地域づくり」について、「指定管理者制度への移行によって運営に不安がある。支援体制はどのようになるのか」。と質問が出ていました。これに対し市は「職員の人件費や施設管理費の相当額を指定管理者として市が負担する。」「運営のバックアップ体制として市民センター内に地域づくりを支援する応援室の設置を予定している」と答えたということです。また、「安心・安全な地域づくりのための消防団再編計画」について、「消防団の団員は定員に対しどのくらい不足しているのか」と、質問に市は、「定員935人に対しおよそ50人不足している。ここ数年間の充足率は90%台で推移し県平均の80%よりは高い状況にある」と答えたということです。他に、「若い世代は夜も仕事で遅く土日も子どもたちの習い事などで不在が多い。地域の在り方が変わっていくことを知ってもらうため保育園の集まりや総会で説明してもらうこともよいのでは」と、意見も出ました。市は、「主催者とも相談しながらPTAの集まりなどでの説明も一つの方法として検討したい」と答えたということです。宮守町の達曽部地区センターには23人が集まりました。この中で、「各地区にある集会所の修繕が負担になっている。費用も高額で各町に交付される一括交付型補助金では修繕が難しく別枠で予算を確保できないか」と意見が出ました。市では、「一括交付型補助金は各町に300万円を交付し、そのうち4割をハード整備の上限としている。地域づくり連絡協議会の中で優先順位を決めながら修繕をしていただきたい」と答えたということです。また、「各地区の消防団は緊急時に出動できる人が地元にいない現状」と指摘、「少人数でも出動できる装備とすることが必要では」という意見も出ました。市では、「再編検討小委員会の中でも昼間の出動について課題として挙げられていることから、更に検討を加えていく」と答えたということです。ほかに、「少子高齢化で子どもが減り空き家があちこちで見えているどのように考えているか」と質問が出ました。市は、現在市内にはおよそ600軒の空き家があり、そのうち危険空き家は50軒程度あり、指導・勧告といった強制力をもった指導で対応しているとし、「空き家の相談会を年2回程度開催しているほか、気になる建物は管理の通知をするなど発生防止に取り組んでいく」と答えたということです。

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