2020年1月17日放送

岩手の高校教育を考える市町村長懇談会

岩手の高校教育を考える市長村長懇談会が、今週火曜日(14日)盛岡市で開催されました。その様子が届きましたのでお伝えします。この懇談会は、平成28年3月に岩手県教育委員会から高校再編計画の前期計画が示されたことを受け、県内の市町村全体で情報を共有し、連携して取り組むための組織として、平成30年10月に設立されました。本田市長をはじめとする県内5つの市長、町長が世話人となり、県内33の市町村長で構成されています。この日は、代理出席を含め県内全ての市町村長が出席し、岩手県教育委員会が現在検討を進めている令和3年度を初年度とする高校再編計画の後期計画策定に関しての提言書について、内容が提案され、全会一致で承認されました。この提言書は、国が、第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で、地域との協働による高校教育の推進を重点として位置づけていることを踏まえてまとめられ、地域検討会議などの意見を踏まえ、大学教授の監修を経て成案化されました。提言の趣旨は「高校教育の充実による岩手の未来を切り拓いていく地域人材の育成」「県と市町村が高校経営に関して新たな連携・協働による『岩手モデル』の構築」の2つとなっています。提言項目は、「中山間地・沿岸部における小規模校の存続に関すること」や「岩手県独自の少人数学級の運用に関すること」など4項目となっています。岩手の高校教育を考える市長村長懇談会では、県内全市町村の総意として集約した思いを尊重し、高校再編後期計画が策定されるよう、この提言書をもとに、県や関係団体などに、地域人材を支える高校教育の新たなステージづくりのため、提言活動を展開していくということです。なお、この懇談会の事務局となっている市教育委員会では、各方面への提言活動を展開していくほか、市が策定を進めている次期総合戦略に、高校魅力化支援のための施策を位置づけ、盛り込む作業を進めていくということです。

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