2020年1月15日放送

こども本の森構想懇談会・ワーキンググループ合同会議

こども本の森構想懇談会とワーキンググループが先週金曜日あえりあ遠野で開かれました。遠野市では、世界的建築家の安藤忠雄さんから震災復興のシンボルとして子ども向け本の施設整備の提案を受けたことから、現在、施設整備に向けて検討と準備を進めています。そこで、市民の意見を反映しながら、具体的な内容について検討していこうと、先週金曜日、こども本の森構想の懇談会とワーキンググループが設置されました。この日は、合同会議が開かれ、初めに、懇談会の委員9人とワーキンググループのメンバー12人に委嘱状が交付されました。委嘱状を手渡した本田市長は、「みなさんのお力をお借りし、沿岸地域ともスクラムを組みながら、しっかりと思いを形にしていきたい」とあいさつしました。続いて、市の担当者からこれまでの経過と今後の予定について説明されました。施設は、中央通りの旧三田屋を改築し、整備される予定で、ことし8月に着工、来年3月の完成を見込んでいるということです。また、施工費用については、ほぼ全額安藤さんの事務所が負担し、完成した施設を遠野市に寄付するということです。出席した人からは、「子どもたちが何度も来たくなるような仕掛けを考えていきたい」「町家の良さを生かせるような活用方法を検討していきたい」といった意見があがっていました。なお、来週木曜日には、旧三田屋でワーキンググループの会議が開かれる予定となっていて、施設の機能や運営方法などについて検討するということです。

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