2019年12月26日放送

遠野高校で「算数園」開催

小学生に算数の魅力を伝える「算数園」がきのう遠野高校で開かれました。「算数園」は、市内の小学生に算数の面白さや、考えることの楽しさを体験してもらおうと遠野高校の2年生の生徒たちが開きました。開催日がクリスマスということで、サンタクロースやトナカイの格好をした高校生が、冬休みに入った遠野北小学校の5・6年生13人に、算数の魅力を伝えました。きのうは、6年生で習う「比」を中心に講義が進められ、高校生たちは、陣取りゲームや水と油を使った比重の実験を交えながら、比について説明しました。説明のあと、児童たちは学年ごとに分かれ、比を使って5年生はジュースを6年生は「めんつゆ」を作りました。このうち、5年生は、水とジュースの原液の比が4対1のとき、全員分のジュースを作るにはそれぞれ何ミリリットルずつ用意すればいいのかを計算し、おいしいジュース作りに挑戦していました。そして最後に、全員でジュースを飲み、作っためんつゆでそばを食べました。算数を通じて、高校生から「楽しい時間」というプレゼントをもらった児童たちは、ますます算数に興味を持った様子でした。この「算数園」を企画した生徒たちは、「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」で教育という観点から人材育成を図ろうと教材作りなどを進め、市内の小学生の学習意欲の向上に向けた取り組みとしてきのう、講義を実施しました。生徒たちは今後、これまでの活動を踏まえ、地域課題の解決に向けての取り組みを進めていくということです。

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