2019年12月19日放送

遠野こがらせ農産 東北農政局長賞 受賞報告

土淵町の遠野こがらせ農産が、東北農政局長賞を受賞し、きのう(18日・水曜日)本田市長にその報告をしました。遠野こがらせ農産は、12年前の平成19年度に、集落営農組織「土淵地区営農組合」を設立。その後、平成25年度には組織の強化を図るため法人化し、185戸の農家により農事組合法人「遠野こがらせ農産」が設立されました。取り組みの内容としては、農地中間管理事業の活用などで、145haの農地を集積・集約化したほか、水稲と大豆の3年周期ブロックローテーションを導入しています。水稲栽培では、岩手県のオリジナル品種「いわてっこ」を栽培、水田に直接種をまいていく湛水直播などにより、労力や費用の省力化を図っています。平成28年度からは、高収益作物のピーマンを導入し、経営の安定化を図っているほか、雇用の創出や、地域住民を対象にした収穫感謝祭の開催、地域の小学生や都市部の高校生・大学生を農業体験で受け入れなども取り組んでいます。これらの取り組みが評価され、今年度の東北農政局土地改良事業地区営農推進功労者表彰において、東北農政局長賞を受賞しました。報告を受けた本田市長は「185人がしっかりまとまっていることが、この賞につながったのではないか。やればできるという成功事例を示していただき、大変励みになっています」と受賞を祝いながら、これからの活躍にも期待をしていました。なお、今年度は東北6県で5法人が受賞し、このうち岩手県内では遠野こがらせ農産のみということです。

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