2019年12月13日放送

12月遠野市議会定例会最終日

12月の遠野市議会定例会は、きょう(13日・金曜日)最終日の本会議が開かれました。きょうの本会議では、はじめに、予算等審査特別委員会に付託されていた今年度の遠野市一般会計補正予算など19の議案について採決され、すべて原案の通り決定しました。これにより、今年度の一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ5億1304万2千円を追加し、予算の総額は、197億682万6千円となりました。主な内訳は、ことし10月に発生した台風19号被害に係る災害復旧事業費におよそ6090万円。こども本の森構想の推進に係る事業費におよそ85万円などとなっています。続いて、2件の追加議案が提出され、飛内副市長から説明がありました。このうち、遠野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定については、県職員の給与改定に準じて、一般職の職員の給料月額を改定するため、遠野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正しようとするものです。改定の内容は、若年層を重点に平均0.103%引き上げ、改定後の給料表は、平成31年4月に遡って適用し、給料月額の差額および各手当の差額を支給するというものです。また、遠野市一般会計補正予算案第5号については、遠野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することに伴い、予算の総額は変更せず、款項の間の組み替えのみの補正とするものです。追加して提出された2つの議案については、全員の賛成で原案の通り決定しました。また、ライドシェアの導入に反対し、安全・安心なタクシー事業を守る施策推進を求める請願については、全員の賛成で採択と決定。医師養成定員を減らす政府方針の見直しを求める請願については、賛成少数で不採択と決定。教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書採択の要請に関する請願については、賛成全員で趣旨採択と決定しました。このほか、2件の発議案については原案の通り決定され、12月市議会定例会は閉会しました。また、本日の本会議開催前に開かれた議員全員協議会で本田市長から「今回の一般会計補正予算で追加計上をした小中学校空調設備設置工事に関して、飛内副市長から給与の10パーセント1カ月を自主返納する旨の申し出があり、これを受けることにした。加えて、関係職員4人についても本日付けで訓告とする処分を行いました」と報告がありました。このことに関して飛内副市長は、「自らの責任の重大さを痛感している。再発防止に向けて、庁内全体で取り組んでいきたい」とコメントを出しています。

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