2019年12月10日放送

12月遠野市議会定例会一般質問2日目

12月遠野市議会定例会は、きょうも一般質問が行われ、5人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には、菊池美也議員、佐々木僚平議員、小林立栄議員、佐々木恵美子議員、多田勉議員が登壇し、コミュニティスクールなどについて市の考えを正しました。このうち、読書活動のさらなる推進に向けた書籍消毒器の導入について菊池教育長は、「機器の導入には、90万円程度の費用が必要になると認識しており、性能や効果などについて検証した上で考えていきたい」と答弁しました。さらに、菊池教育長は、「市では現在、返却された図書について、ほこりを払い、除菌シートで拭き取るなどの対応をしている」と説明し、幼児・児童用図書についてはより一層吟味し、安全安心な図書の貸し出しに努めていると答弁しました。また、本のすばらしさを書評で競う「ビブリオバトル」の取り組みについて、市では去年12月に図書館職員や小中学校の教諭などを対象に研修を実施したと答弁しました。今後も、ビブリオバトルを含め、読書会や本を紹介するブックトークなどを通じて、読書意欲を高める取り組みを進めていくということです。小さな拠点と地域交通の構築について、市から市内のバス路線の削減や免許の返納者の増加といった生活交通の確保対策が課題となっていることから、市では、交通空白地有償運送の取り組みを各地区に促しているとし、いくつかの地区が検討を進めているほか、地域交通の導入やそれに代わる取り組みを模索しているということです。本田市長は、「生活交通の確保という課題に向き合い、交通体系の構築に関係機関・団体などが、総力で取り組まなければならない」と答弁していました。12月遠野市議会定例会は、あすからの予算等審査特別委員会を経て、今週金曜日に本会議が開かれる予定です。

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