2019年12月9日放送

ハートフルステージ

毎年12月4日から10日は人権週間です。遠野市内では、ことばと音で育む「人権」の集い第19回ハートフルステージが、先週土曜日(7日)あえりあ遠野で開かれました。この催しは、人権週間に合わせて、「人権」について考えてもらう機会にしようと、花巻地域人権啓発活動ネットワーク協議会などが毎年開いています。「人が幸せに生きるための権利」・「人権」は、みんな誰でも生まれながらにして持っています。会場には、市内外からおよそ200人が訪れ、人権擁護委員の活動紹介や市内の子どもたちによる発表などで温かな雰囲気がつくられていました。人権擁護委員は、法務大臣から委嘱を受けた民間ボランティアで、全国ではおよそ1万4000人の人権擁護委員が、人権相談を受けたり人権の考えを広めたりする活動を行っています。遠野市内では、8人の人権擁護委員が、人権相談所の開設の他、被災された沿岸地域の人たちとの交流イベントを企画したり市内の子どもたちに向けた人権教室を開催したりとさまざまな活動を行っています。花巻人権擁護委員協議会遠野連絡会の中浜清輝会長は、さまざまなニュースで子どもの虐待が伝えられている悲痛な現状にも触れながら、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利といった「子どもの権利条約」についても改めて、会場の人たちと確認し合っていました。そして、集まった人たちは子どもたちによる語りやピアノ、歌などの発表に聞き入っていました。なお、今月は、あす(10日・火曜)と20日(金曜)の2日間、特設人権相談所が開設されるということです。場所・時間については、ご覧の通りとなっています。

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