2019年12月4日放送

ふるさと遠野音楽祭に向けて合同練習

市内3校の中学生と大学生が一緒に作り上げてきた「ふるさと遠野を表現した音楽」。発表会を一週間後に控えた今週日曜日(1日)、遠野中学校と遠野西中学校の生徒たちが合同練習に励んでいました。「ふるさと遠野音楽祭」は、中学生の地域を大切に思う心を育み、多様な感性に触れることで新たな学びの機会にしようと、遠野みらい創りカレッジと、東日本大震災をきっかけに発足した学生音楽団体「MotherEarthProject」が昨年度から開催しています。今年度のテーマは「想像水中都市遠野」です。遠野が昔、湖であったという説話から「MotherEarthProject」のメンバーたちと市内3校の中学生たちは、1年間にわたって「ふるさと遠野」を創造・表現するワークショップを重ね、その中で出し合った意見をもとに曲をつくりました。遠野中学校吹奏楽部の演奏、遠野東中学校1年生の身体表現、遠野西中学校3年生の合唱で、もし、その湖の中に人々の暮らしがあるとしたらどんな世界が広がっているのか表現します。本番まで1週間をきった今週日曜日、遠野中学校・遠野西中学校の生徒と大学生が集まり、本番で演奏・合唱する曲の練習をしていました。これまで、一ヶ月に一度のペースで大学生が中学校を訪れ練習をしてきましたが、合同での練習はこの日が初めてということで、学校ごとに練習をしたあと、全体での動きや流れの確認をしていました。会場の空間全体を使って「想像水中都市遠野」に観客をいざなうような表現ができるように、中学生たちは、身体でリズムを刻みながら一生懸命練習していました。ふるさと遠野音楽祭は、来週8日・日曜日、あえりあ遠野交流ホールで開催される予定です。中学生たちが「想像水中都市遠野」をどのように表現するのか、期待しましょう。

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