2019年12月2日放送

遠野市農林水産振興大会

11回となる遠野市農林水産振興大会が、先週金曜日(29日)あえりあ遠野で開かれました。この大会は、農林水産業者の生産意欲を高める機会にと農作業などが一段落するこの時期遠野市農林水産振興協議会が毎年開催しています。緑峰高校生産技術科のプロジェクト発表で幕を開けた大会には、市内の農林水産業者などおよそ220人が出席しました。初めに、遠野市農林水産業賞の表彰が行われ、「経営部門」「むらづくり活動・文化」「功労部門」「青年奨励部門」それぞれの農業振興に尽力し功績が評価された18の団体・個人に表彰状が贈られました。このあと、受賞者を代表して「功労部門」で表彰を受けた北湯口進さんが謝辞を述べました。大会では、この他に、地区協議会から挙げられた遊休農地対策や担い手対策など農業を取り巻く意見と課題が発表された後、地域農業の将来像についての講演が行われました。「JA出資型法人による地域ぐるみで中山間地域を守る取り組みについて」と、題された講演では、山形県のあつみ農地保全組合佐藤昌幸統括部長が、中山間地域で増えている休耕田・担い手不足農業収入課題について、自身の挑戦や取り組みを紹介していました。出席した人たちは、これからの農業などの取り組み方に知識を深め生産意欲を高めている様子でした。

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