2019年11月27日放送

遠野の女性企業組合旅の産直を利用

「旅の産直」の活動に参加しながら遠野の観光の知識を深めたいと今月、市内の団体が「まちぶら」を学びました。遠野旅の産地直売所「旅の産直」は、遠野の誇るべき人・歴史・文化など遠野の魅力を発信する新たな旅の拠点として、ことし9月、駅前通りにオープンしました。この日、「旅の産直」を訪れたのは「あやおり夢を咲かせる女性の会」が運営する、「夢咲き茶屋」の13人です。25年前の平成6年に設立された「あやおり夢を咲かせる女性の会」は、女性による地域づくりという夢を掲げ地域の農家の女性を会員に、環境美化をはじめ伝統文化の継承や見直しなど、多彩な活動を行ってきました。平成10年に道の駅遠野風の丘で開店した夢咲き茶屋は、メンバーが思い描いていた「郷土食の伝承」「女性の働く場づくり」という2つの夢がその名の通り花開いた店として、現在もにぎわいを見せています。その夢咲き茶屋では、「旅の産直」の取り組みに共感し、遠野の観光について知識を深め訪れた人たちに少しでも遠野の見所を紹介できるよう、「旅の産直」の活動に参加しました。この日行われた市内を巡る「まちぶら」は、遠野駅を背景にした記念撮影から始まり、まちなかの名所や提携しているお店を巡るメニューです。遠野駅で記念撮影をした一行は、大工町にある善明寺へ。ここでは、本堂に飾られた「供養絵額」の説明を住職から聞いていました。このあと、3グループに分かれそれぞれ「まちぶら」が提携するお店で、「旅の産直」限定のメニューを堪能していました。およそ1時間半の「まちぶら」を利用した夢咲き茶屋のメンバーは、遠野の暮らしや歴史などいつもとはちょっと違うおもてなしに触れ、今後の自分たちの活動にもプラスになる充実した時間を過ごしていた様子でした。

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