2019年11月26日放送

いわて地域包括ケア推進セミナー2019

いわて地域包括ケア推進セミナー2019が、おととい(24日・日曜日)あえりあ遠野で開かれました。遠野市内では、持病予防や健康増進を目的に、遠野市医師会と遠野市の協同による市民対象の健康講座が、毎年テーマを設けて開催されています。16回目となったおとといは、健康づくり・地域づくり・人づくりに対する意識を高めることを目的に、岩手県のいわて地域包括ケア推進セミナーとの共同で開催されました。会場では、およそ330人が集まる中、遠野市出身でIBC岩手放送のアナウンサー菊池幸見さんによる講演が行われました。菊池さんは、講演で、番組を通じて出会った人たちとのやりとりをユーモアに紹介しながら、人との触れあいが自身の元気に繋がっていることを話していました。また、方言に関するラジオ番組に寄せられたというリースナーからの失敗談やお手紙、日記などといったさまざまなメッセージも紹介され、方言で繰り広げられる内容に、会場からは笑いがわき起こっていました。公演後、菊池さんに、主催者を代表して遠野市医師会の千葉純子会長から花束が手渡されました。菊池さんの講演のあとには、遠野市の地域包括ケアシステムについて、支援センターの菊池錠二さんから紹介がありました。地域包括ケアシステムは、高齢者などが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう地域全体で支えていく仕組みを意味し、市内では、地域単位での取り組みも見られています。会場では、安心・安全な美しい街づくりを目指してゴミ問題と向き合う遠野第3区の取り組みや、「多世代交流食堂」スマイルランチ松崎の取り組みについて報告がありました。集まった人たちは、たくさん笑って心の健康を養いながら、地域をよりよくするためにはどうすれば良いか、安心して暮らせる地域とは何かなどについて、関心を高めていた様子でした。

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