2019年11月26日放送

市長記者懇談

11月の市長記者懇談会が、きょう(26日・火曜日)東舘町の元気わらすっこセンターで開かれました。きょうの市長記者懇談会は「子育てするなら遠野」第2ステージに向けて新たな方向性を示そうと、元気わらすっこセンターで開かれました。遠野市では、来年度からの「子育てするなら遠野第2ステージ」に向けて、現在、制定から10年を迎えた「遠野市わらすっこ条例」の一部改正と、来年度からの施行となる「第2次遠野わらすっこプラン」の策定、また「わらすっこ基金」の新たな仕組みづくりの3つを「条例・プラン・基金」の3本柱として検討を進めています。きょうの市長記者懇談会では、条例・プラン・基金の3本柱について、それぞれの方向性が示されました。「遠野市わらすっこ条例」の一部改正についてでは、来年・令和2年4月1日からの施行に向け、新しい時代とともに将来を見据えた進化させた条例に改正し、市民に寄り添ったきめ細かな事業を展開していくということです。「第2次遠野わらすっこプラン」は「子育てをみんなで応援し、わらすっこの笑顔があふれるまちづくり〜子育てするなら遠野〜」を基本理念に掲げ、従来の「少子化対策・子ども・子育て支援事業計画および次世代育成支援行動計画」を基に、新たに「母子保健計画」「子どもの貧困対策計画」「母子家庭等自立促進計画」を含めた内容とするということです。また、子どもたちの夢や安心・創造を育む場所作りとして「こども本の森構想」「わらすっこの城構想」「わらすっこストリート」の実現を目指すということです。「わらすっこ基金」の新たな仕組みについては、わらすっこが挑戦する姿をみんなで応援し、子育てを地域で支えるまちづくりを推進していくということです。市によりますと「わらすっこ基金」は、平成21年度から昨年度・平成30年度までに、市の一般財源や寄付金などにより、およそ6011万が積み立てられていて、遠野わらすっこ夢の教室事業や、ことし4月からは市内施設使用料への助成をスタートするなど、さまざまな子育て支援施策のために活用されています。市では、第2次わらすっこプラン推進のため、基金へ積み立てを検討していて、子ども・子育て支援施策の展開のため、目的を明確にし、市内外へ基金に対する協力を発信し、持続可能を目指すということです。ほかに、市の一般会計補正予算案などについても発表されました。今年度の一般会計補正予算案の概要について、歳入歳出にそれぞれ5億1304万2千円を追加し、予算総額を197億682万6千円と発表がありました。主な内訳は、先月に発生した台風19号被害に係る災害復旧事業費としておよそ6090万円の追加。「こども本の森構想」の推進に係る事業費としておよそ85万円。また、来年6月までに市内全ての小中学校に空調を整備するための事業費として、およそ1億2千万円を追加するなどとしています。菊池教育長からは、45回の記念公演となる市民の舞台遠野物語ファンタジーが、来年2月22日と23日に公演され、現在、若干名のキャストを募集していることの発表もありました。このほか、ことしの遠野の10大ニュースの募集が12月5日から始まることなど、今後の主要行事・お知らせなどについても発表されました。

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