2019年11月19日放送

ふれあい福祉のつどい

ふれあい福祉のつどいが先週土曜日(16日)あえりあ遠野で開かれました。この福祉のつどいは、福祉関係者と市民が地域福祉について一緒に考え、学び、交流を深めようと、去年2月に続いて遠野市社会福祉協議会が開きました。2部構成で行われた福祉のつどいでは、市内の福祉関係者や市民およそ300人が集まる中、第1部は、患者やその家族をはじめ終末期を迎えた高齢者などの身体と精神ケアに取り組んでいる山梨県甲府市のふじ内科クリニック院長の内藤いづみさんによる講演が行われました。内藤さんは、去年の福祉のつどいでも講師を務め、在宅ケアに関わってきた経験談を語っています。今回の講演では、これまで在宅ケアに取り組んできた中で感じた人を看取るということ、また、人に寄り添うこととは何か、について話していました。続いての第2部は、内藤さんと俳優の近藤正臣さんによる特別対談です。この対談は、内藤さんが友人である近藤さんの住む岐阜県の郡上八幡を訪れた際、その風景や情景が遠野に似ているという話をしたことをきっかけに、近藤さんが遠野に興味を持ったことから実現したということです。近藤さんは、初めて訪れたという遠野の印象について、ユーモアを交えながら話し会場を沸かせました。また、対談の終わりには、内藤さんと近藤さんがそれぞれ遠野に対する思いなどについても語っていました。なお、ふれあい福祉のつどいは、今後も地域福祉のあり方について考える場として開かれるということです。

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