2019年11月18日放送

障がい者体験型 人権サッカー教室

ブラインドサッカーを通じて人権について理解を深める教室が、先週金曜日(15日)遠野北小学校で開かれました。この教室は、目が見えない状態で行う5人制のブラインドサッカーを体験することで、視覚障がいに理解を深め互いに思いやる気持ちなどを学んでもらおうと、岩手県人権啓発活動ネットワーク協議会などが開きました。教室では、遠野北小学校の6年生47人が集まる中、初めに、人権擁護委員が児童たちに人権とは何かわかりやすく説明しました。この中で、人が人らしく幸せに生きていくための権限として「人権」は誰もが平等に持っていること。また、バリアフリーなどの施設が増え、高齢者や障がい者に優しい社会となっているが心のバリアフリーを持つことが大切であると伝えられていました。このあと、児童たちはブラインドサッカーを体験しました。児童を指導するのは、宮城県のブラインドサッカーチームコルジャ仙台の浦澤真人代表です。また、この日は、サッカーJ3いわてグルージャ盛岡のアカデミーコーチがサポート役として児童たちと一緒にブラインドサッカーに挑戦しました。児童たちは、目が見えない状態で動くことがどれほど大変なのか体感していました。また、ブラインドサッカーはフィールドの選手とは別にゴール裏に「ガイド」と呼ばれる役割の人がいて、選手にゴールまでの距離やシュートを打つタイミングを声で伝えます。児童たちは、この日の教室で目の見えない人と目の見える人が協力し合うブラインドサッカーを通じて、お互いに助け合う大切さを学んだ様子でした。

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