2019年11月15日放送

遠野西中学校で総合消防訓練

きょう(15日・金曜日)までは、秋の全国火災予防運動の期間となっていますが、それにあわせてきょうは、遠野西中学校で総合消防訓練が行われました。市内の小・中学校と高校では、年に2回、消防訓練が実施されています。きょうの遠野西中学校での訓練は、秋の全国火災予防運動期間ということで、消防職員たちによる訓練も同時に行われました。訓練は、1階にある理科室から出火したという想定で、自動火災報知設備が作動したことにより、職員が駆けつけ、初期消火を試みるも失敗。先生たちの誘導で、生徒たちが避難を開始します。避難経路の廊下は、スモークマシンによる煙が充満し、視界が悪い中、生徒たちは、煙を吸い込まないように口にハンカチなどをあて、姿勢を低くしながら冷静に避難していました。そして、生徒が足を負傷して動けないという想定で、先生や同級生が協力しながら介助し、担架で外まで運び出していました。消防隊と救急隊が到着すると、放水や、負傷者搬送の訓練が行われ、生徒たちは、隊員たちの機敏な動きに見入っていました。また、校舎内の避難確認をしていた教員が逃げ遅れ、消防隊がはしごを使って救出するという訓練も行われ、無事に救出されると生徒たちからは拍手が湧き起こっていました。訓練終了後は、体育館で、遠野消防署の三松丈宏消防署長による防火講話があり、「訓練は大変良好だった」と講評したあと、生徒たちに、身近に潜む火災の危険性などについて話していました。市内では、ことしに入ってからきのうまでに17件の火災が発生しているということで、生徒たちは、起こりうるさまざまな災害について、日頃から備えをすることの大切さを学んでいました。

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