2019年11月11日放送

遠野市空手道連盟 創立40周年記念式典

また、大会前日には、遠野市空手道連盟創立40周年記念式典が行われ、これまでの歩みを振り返りました。創立40周年を迎えた遠野市空手道連盟。先週土曜日には記念式典が行われ、市内外から指導者や関係者などおよそ80人が出席しました。遠野市空手道連盟は、現在、遠野・上郷・宮守に道場を構え、菊池康会長のもと総勢およそ50人の会員が稽古に励んでいます。多いときには、100人を超える会員がいたという連盟ですが、立ち上げ当初の会員は3人だったと菊池さんは話します。そして、昭和53年に連盟の前身となる遠野市空手道協会を立ち上げました。その後、練習を見た子どもたちが興味を持ち、徐々に会員が増えてきたことから市内4カ所に道場を開設し、名称も遠野市空手道連盟に変更しました。人数も増え、岩手県民体育大会で5連覇を果たすなど、勢いづいてきた遠野の空手道。3年前に開催された希望郷いわて国体でも、遠野にゆかりのある選手の活躍が見られました。また、近年は遠野中学校の運動会で披露する演武の指導のほか、審判員や指導者向けの講習会を開くなど、競技人口拡大のため活動しています。しかし、その一方で、進学や就職のため遠野を離れてしまう人も少なくありません。そんな中、高橋隆太郎さんと佐々木芽衣さんは自分が教わったことを伝えていきたいと、宮守道場で指導に携わっています。教えを受け継ぎ、生徒から指導者へ。現在、習っている子どもたちにも、教わったことを後世に伝えていってほしいと菊池さんは話します。これまで、多くの選手を輩出してきた遠野市空手道連盟。これからも技術と伝統の継承に励んでいきます。

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