2019年11月5日放送

義足体験授業

綾織小学校で、きょう(5日・火曜日)共生社会について理解を深める義足体験授業が行われました。この授業は、パラリンピック競技に励む選手との交流を通して、児童たちに障がいに対する意識の壁を取り払い、共生社会への理解を深めてもらおうと、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のゴールドパートナーで、共生社会の実現への貢献を目標に掲げて取り組んでいる、住宅設備メーカーのリクシルが開きました。きょう、講師を務めたのは、法政大学2年生の山下千絵さんです。山下さんは、小学4年生の時に交通事故にあい、左足の膝から下を切断しましたが、5歳からテニスを続けているほか、陸上競技で2020大会への出場を目指し、タイムを残せるよう練習に励んでいるということです。きょうは、綾織小学校の5・6年生18人が、体験や授業を通して義足について学びました。児童たちは、初めて見る義足に興味深い様子で、普段使う義足と競技用の義足の重さを比べたり、どのように足に取り付けられるのか、山下さんに見せてもらってたりしていました。そして、下級生たちが見守る中、体験用の義足を実際につけ、歩いたり、走ったりしながら、義足を使いこなすことの難しさや大変さを実感していました。続いての授業では、義足の種類や重さなどについて学びました。児童たちは「お風呂に入るときに義足はどうするのか」「寝るときにはどうするのか」など山下さんに積極的に質問しながら、義足を使いながらの生活はどんな様子なのか自分の生活に置き換えて考えをめぐらせていました。共生社会の実現に向け、市では、今月11日(月曜日)に市内2つの小学校で「あすチャレ!ジュニアアカデミー」、また、夜にはあえりあ遠野で「あすチャレ!Academy」を開催予定です。

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