2019年11月1日放送

バリアフリーまち歩き調査

市内の障がい者団体や商工関係団体などが、きのう(10月31日・木曜日)中心市街地や施設を巡り歩き、バリアフリーマップを作成しました。遠野市は、去年5月に共生社会ホストタウンとして登録され、ことし8月には、先導的共生社会ホストタウンとしても認定を受けています。この取り組みの一環として、市では、バリアフリーの方針や、重点的に取り組む場所の設定をするバリアフリーマスタープランを今年度中に策定する予定です。きのうは、中心市街地を実際に見て感じることでバリアフリーへの理解を深め、バリアフリーマスタープランに市民の声を反映させようと、まち歩き調査が実施されました。遠野市身体障害者福祉協会や遠野市老人クラブ連合会などから26人が参加する中、初めに、障がい当事者による講話が行われ、日常で感じている問題点などを参加者たちに伝えていました。続いて、参加者たちは3つの班に分かれ、市役所や市民センターなど、中心市街地を車いすに乗りながら調査しました。参加者たちは、バリアフリーとなっているところのほか、車いす・歩行においてバリアとなる段差や傾斜を、写真に納めたり、メジャーで測ったりしながら、普段なにげなく生活しているところに潜むバリアに驚いていました。本庁舎に戻ったあとは、調査で撮影した写真とメモを書いた付箋を地図に貼っていき、バリアフリーマップを作成しました。参加した人たちは、身の回りにある「当たり前」について見つめ直し、さまざまな気付きを得ていました。なお、きのう作成されたマップは、バリアフリーマスタープラン策定の参考にされるほか、共生社会関連イベントでの展示に活用されていくということです。

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