2019年10月30日放送

遠野高校 公開研修会

遠野高校で先週金曜日(25日)公開研修会が開催され、公開授業やワークショップが行われました。遠野高校では、教育の3本柱の一つとして「確かな学力を育むための授業改善」を掲げていて、昨年度からICTを活用した授業に取り組んでいます。この授業について、ほかの学校から「実際の様子を見たい」と要望があったことから、授業を公開し、指導方法などについて意見を交わすことで、よりよい教育・学びについて考えようと研修会が開かれました。この日は、県内外の中学校・高校の教師や岩手県と遠野市の教育委員会などおよそ50人が参加し、初めに授業の様子を見学しました。この数学の授業では、クラウドサービスを使って予習で出た疑問点や課題を生徒と教師が共有しているほか、授業の最後には、生徒がスマートフォンで理解の度合いや感じたことについてのアンケートを入力し、その場で、授業を振り返っています。参加した人は、メモを取ったり生徒にICTを活用した授業について聞いたりして、今後の指導の参考にしている様子でした。また、授業のあとには、ワークショップが開かれ、県内の高校のICTの活用例や情報技術を取り入れて行く上での今後の課題などについて、盛岡中央高校附属中学校の下町壽男副校長が説明しました。このほか、生徒たちが自発的に学ぶための、「ワクワクする授業」ついての意見も交わされ、参加した人たちは、「ゲーム性があると興味をもつ」「習ったことが、何かしらの形で役に立てばワクワクにつながる」などと話し、実際の取り組みを交えながら説明し合い、授業改善の参考にしている様子でした。

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