2019年10月30日放送

去年を上回る取り引き遠野市乗用馬市場

46回目となる遠野市乗用馬市場が、きのう(29日・火曜日)松崎町の遠野馬の里で開かれ、去年を上回る取引きとなりました。遠野市乗用馬市場は、本州では唯一、全国でも遠野市と北海道根釧地域の2カ所のみで開催されています。きのうは全国各地の馬事関係者や乗馬クラブなど29の個人・団体が購買に訪れました。今回は、去年、出展の無かった3歳馬・4歳馬を含む23頭が、7つの部門に出展しました。競りの進行役である鑑定人の威勢のいい声が会場に響き渡ると、購買者は、真剣な目つきで馬の動きや体つきなどを見定め、買値を競い合っていました。また、数年前から乗用馬市場のサポートをしている緑峰高校の馬事研究会の生徒たちがことしも訪れ、プレゼンターとして購買者に花束と記念品を手渡していました。なお、今回の市場の最高価格は、遠野市畜産振興公社が所有する3歳馬「ポルボロン」で211万円となっています。落札した茨城県の男性は、「落ち着いていて性格が合いそうだと思った。適正を見ながら大切に育てて、いろいろな競技大会に出たい」と話していました。市場の結果、23頭中16頭が競り落とされ、売上総額が1653万円、平均取引額がおよそ103万円と去年を上回る結果となりました。

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