2019年10月25日放送

小学生が森林学習

遠野小学校の5年生が、おととい(23日・水曜日)青笹町の木工団地で森林学習を行いました。この学習は、児童たちに山をもっと身近に感じてもらい将来にわたる森林保全への啓発として、遠野市が「いわて森林づくり県民税」を活用し実施しました。遠野小学校の5年生の児童たちは、自分たちが実際使っている机とイスがどのように作られているのか、製造している「ノッチ・アート遠野」を訪れその様子を見学しました。遠野小学校4・5・6年生の教室では、岩手県産の木材を使って製造された机とイスが利用されており、工場では、現在、3年生が使う机とイスの製造が進められています。木の匂いが漂う工場内、児童たちが使っている机とイスの部品となる木材が見られました。部品の中でも、イスの骨組み部分には遠野産のカラマツが使用されているということです。児童たちは、業務部長の佐々木孝博さんの案内で、イスの骨組みを実際に組み立ててみたり大きな機械を使って行う作業を見学したりしました。また、佐々木さんに作業の大変な部分や金額について質問するなどして、自分たちが使っている机とイスの価値について学んでいた様子でした。このあと、森林総合センター多目的ホールで木工体験も行われ、木のボールペンづくりを楽しみました。カッターを使って木を削る作業では、ケガをしないように取り扱いの注意点を踏まえた上で、器用に手を動かしながら思い思いボールペンを完成させていきました。児童たちは、木の微妙な色の違いや握り心地を楽しみ、オリジナルのペンづくりを通して、木に愛着を感じていた様子でした。

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