2019年10月21日放送

東北ブロック・ユネスコ活動研究会岩手大会in遠野

また、この日の午後からは、東北6県と新潟県のユネスコ会員が集っての「東北ブロック・ユネスコ活動研究会岩手大会」が開催されました。この大会は、東北6県と新潟県のユネスコ協会が集まり、各地で進められている活動について語り合い、交流を深めながら明日への躍進を目指す場として毎年開催されています。ことしの岩手大会は「築こう持続可能な社会、広げよう平和の心」をテーマに、遠野ユネスコ協会の50周年を記念して遠野市で開催されました。この日は、チベット人の声楽家・バイマーヤンジンさんによる特別講演が行われました。バイマーヤンジンさんは、チベットの学校建設活動にも力を入れて取り組んでいて、これまで10校もの学校を建てるとともに、奨学金制度を作ったといいます。この日は、25年となる大阪での暮らしの中で感じる日本の豊かさや、医療・教育が充実していることなどについて話し「日本が中心となって世界にある貧困の国を助けてほしい」と、出席者たちに訴えていました。最後に、日本ユネスコ協会連盟が10年前からスタートした、市民が取り組む文化や自然の保護・継承のための活動「未来遺産運動」に登録されている2つの団体が、活動内容を紹介しました。発表を聞いた人たちは、持続可能な地域づくりのためにできることを模索しながら、各ユネスコ協会でのさらなる活動意欲を高めた様子でした。

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