2019年10月18日放送

遠野市環境審議会

今年度1回目の遠野市環境審議会がきのう(17日・木曜日)開かれ、し尿処理運搬手数料の改定などについて審議されました。この審議会は、遠野の環境保全に関する基本施設等を調査、審議、評価するための市長の諮問機関です。今年度1回目となったきのうの審議会には、12人中9人の委員が出席しました。今回審議会に意見が求められたのは、遠野市で11年ぶりの実質的な改定が検討されているし尿収集手数料の改定と遠野市廃棄物手数料条例の改正についてです。検討されている背景には、公共下水道や浄化槽の普及に伴う収集人口、収集量の減少、収集に係る経費の増加といったし尿収集運搬業務を取り巻く環境の大きな変化により、業務を継続することが困難となりかねない状況であることがあげられています。市の担当職員は、そうした現状について詳しく話しながら、今後も安定したサービスを行える体制を整備するための改定案などを説明していました。市によりますと、市内の収集人口は、市全体の人口に対しおよそ3分の1の9475人ということです。審議会では、「現在行われているし尿処理手数料がし尿処理に必要な経費と比較して著しく低いこと、また、近年の燃料費などの値上げ状況を考えると妥当」とし、答申書を副市長に手渡しました。なお、し尿収集運搬手数料改定についての市民・事業者説明会が、先週水曜日(9日)から遠野地区会場を皮切りに開催されています。今後の日程などについては、ご覧の通りとなっています。

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