2019年10月14日放送

伝統野菜「琴畑かぶ」活用共同研究

遠野の伝統野菜「琴畑かぶ」の栽培・研究に取り組む緑峰高校の生徒たちがさらなる「琴畑かぶ」の普及を図ろうと遠野みらい創りカレッジと共同研究を進めています。緑峰高校では、途絶えていた遠野の伝統野菜を復活しようと6年前から「琴畑かぶ」を栽培しています。そうした中、生産技術科野菜果樹研究班は、このかぶを使った加工品「琴畑かぶの山葡萄漬け」を開発し、ことし4月東京で開催された漬物グランプリで日本一に輝きました。また、8月に秋田県で開催された日本学校農業クラブ東北連盟大会では、「遠野伝統野菜『琴畑カブ』を守れ!」〜商品開発から広がる地域連携〜を発表し最優秀賞を受賞。来週22日(火曜日)から開催される全国大会に出場します。緑峰高校の生徒たちは、遠野ならではの食材を広く発信したいと「琴畑かぶ」のさらなる活用を求め、食育研究に取り組んでいるみらい創りカレッジとコラボレーションする形でことし7月から琴畑かぶの利用促進や付加価値を高める研究を進めています。先週、生徒たちは、みらい創りカレッジ内にあるイタリアンカフェのスタッフが考案した「琴畑かぶ」を使った2種類のパスタの試食とメニューをPRするためのボード制作を行いました。生徒たちは、「琴畑かぶ」の特徴である甘みや口ざわりがしっかり生かされているか確認しながら味わっていました。なお、生徒たちと共同開発した「琴畑かぶ」のパスタは来月にみらい創りカレッジ内のイタリアンカフェで、提供されるということです。

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