2019年10月11日放送

いわて大槌ふるさと交流会

東日本大震災で被災し、県内の内陸市町村で生活している大槌町出身者の集い「いわて大槌ふるさと交流会」が、きのう(10日・木曜日)あえりあ遠野で開催されました。この交流会は、東日本大震災で被災し、県内の内陸部で生活している大槌町出身の人たちの交流の場作りと生きがい作りを目的に、内陸避難者支援などを行う盛岡市のNPO法人いなほが開きました。大槌町出身者だけの集いは、去年、紫波で開催して以来2回目で、遠野での開催となった今回は、遠野おおづち会と、先月末に閉所した希望の郷「絆」サポートセンターの人たちが、企画から運営まで手伝ったということです。きのうは、およそ90人が集まり、久しぶりに会う人たちとの再会を喜んでいました。あいさつの中で、遠野おおづち会の大久保孝四郎会長は「震災から8年半経過し、災害公営住宅が完成したことにより、仮設住宅にいた人たちは移転し、サポートセンターは先月閉所しました。遠野市や社会福祉協議会、関係者の皆様に感謝申し上げます。サポートセンターで続けてきたお茶会をこれからも続けていきたい」とさらなる活動に意欲をみせていました。乾杯のあと、ステージでは踊りや演奏が披露され、会場を盛り上げました。きのうは、遠野おおづち会や遠野町第3区自治会の人たちによる手作りのひっつみも振る舞われ、集まった人たちは、思い出話に花を咲かせながら舌鼓をうち、心もお腹も満たされていました。また、会場には、各大槌会の人たちによる書道やつるし雛など作品が数多く並べられ、訪れた人たちは、クオリティの高い作品に感心しながらじっくりと見入っていました。主催したNPO法人いなほでは、次回、陸前高田市へのバスツアーや、花巻市での交流会を予定しているということです。

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