2019年10月2日放送

岩手女子野球フェスティバルin遠野

野球選手の活躍が目覚ましい岩手県を女子野球からも盛り上げていこうと、先週土曜日(9月28日)から2日間、「岩手女子野球フェスティバル」が遠野運動公園野球場を会場に開催されました。このイベントは、県内外の女子選手との交流を図り、女子同士で好きな野球ができる喜びを感じてもらいながら思い出や友達づくりをしてほしいなどと、岩手絆女子野球クラブが初めて開催しました。2日目となった今週日曜日(9月29日)は野球体験イベントが開かれ、宮城・秋田を含める県内外の小学1年生から中学3年生までの女子52人が参加しました。講師を務めたのは、エイジェック女子硬式野球部のメンバー4人です。エイジェック女子硬式野球部は、栃木県小山市を活動拠点にしている社会人チームです。去年の発足以降、「地域社会、地域雇用への貢献」を目的に地域に根ざしたチームを築き、女子野球の普及と発展に取り組んでいて、ことしの全日本女子硬式野球選手権大会でベスト4の成績を収めるなど活躍中です。この日は、ナックル姫の愛称で知られる吉田えり選手を始め、マドンナジャパンに去年選ばれた川端友紀選手、船越千紘選手、小島也弥選手のそうそうたるメンバーが子どもたちを指導しました。憧れの選手を前に初めは緊張していた様子の子どもたちでしたが、時間がたつにつれて少しずつリラックスした雰囲気で野球の練習に打ち込んでいました。バッテリーと野手に分かれのそれぞれの練習も行われ、子どもたちは選手たちからのアドバイスを聞きながら、熱心に練習に励んでいました。また、選手たちによるデモンストレーションも行われ、メリハリある一流のプレーが披露されました。野球場の外では、野球用品の展示・販売の他、野球のレベルアップを目指すさまざまなトレーニング方法も紹介されていました。イベントの終わりにはサイン会も開かれ、子どもたちが列をつくって思い思い持ち寄った物に一人一人からサインを書いてもらっていました。こうした女子野球のためのイベントが東北で開かれたのは、初めてということです。主催した岩手絆女子野球クラブは、岩手県の野球を女子野球からも盛り上げていけるよう今後も取り組んでいきたいとしています。また、県内の小中学生が所属する絆Venusと絆Girlsのメンバーの募集を随時行っているということです。

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